2014年11月19日水曜日

Lenovo ThinkPad T440p レビューとMacBookPro13、15の比較

かなりご無沙汰ですが、ThinkPad T440pを購入して半年ほどたったのでレビューです。

●購入したT440pのスペック


CPU:INTEL Core i7-4800MQ
SSD:512GB
メモリ:DDR3L-1600 16GB
モニター:FULL HD IPS(1920x1080)
オプション:内蔵カメラ、指紋センサー、スマートカードリーダー
のセット。
あとは
ThinkPad ウルトラドック - 90W*2
ThinkPad 9.5mm シリアルATA ハードドライブ・ベイアダプターⅣ
をだいたい24万くらいで購入。MX500の480GBに更に2万円ちょっと。

だいたい土日がクーポンで安く売っていますが、営業から電話でも安く買えますし、
ヨドバシカメラなど量販店でも交渉すると安くなります。
ヨドバシカメラなどでの購入は更にVISAなどのギフト券を金券ショップで買うなどで更に安く買うなどもできるようです。


購入後すぐにDVDドライブを外し、ベイアダプターにCrucial MX500の480GBをインストール。
ほぼ1TBSSD内臓のノートPCになりました。

●ベンチマーク

Windowsエクスペリエンスインデックス

NVIDIA コントロールパネルで3D自動選択


GeForce GT730ではこんなもんかなと。CPUは速いですね。
i7のデスクトップには追いつきませんが。


内蔵SSDベンチマークはこちら

ベイアダプターのMX500のベンチマークはこちら


どちらも普通の速度です。ベイアダプターも6Gbpsですね。
ギリギリの速さは求めていないので十分です。



●ここから使用感

ThinkPad T440pは厚みを感じます。というか、MacBookPro 13 retina displayに比べると2倍くらい。
更に2.14Kgと重い。
運ぶには若干体力がいりますが、車でドアツードアなのであまり気になりません。
しかし、大きな違いはウルトラドックです。MBP13rは、ディスプレイポートやUSBなどの接続などが面倒ですが、T440pはドッキングだけで終わり。すべてが即接続でデスクトップ化されます。
これはすごく便利ですし、外せばすぐに外出できる。
ドックには電源アダプタもついているので、私はドックを2台買いましたので、アダプタはドックにつけっぱなし+本体についていた分を車のトランクに入れています。
また、i7クアッドコアなのでCPUパワーに不足を感じませんし、ファンの音も気になりません。
ゲームはCiv5程度でしたら特に問題はありませんし、スペック的にはドラクエなども問題ないでしょう。

とにかくドックが最高なんです・・・ケーブル挿すという行為がいかにイヤだったのかわかります。

●ダメなところ

T440pもダメなところは、液晶の発色の悪さ。前に使っていたMBP15rに比べたくないレベル。
トラックパッドもダメですが、めったに使わない。
あとは2Kg超の重量は大きな問題です。

しかし、T440p+ドックという組み合わせなのでアダプタ持ち歩きがなくなったので結果的に軽量化しています。T440pは電源を入れなくてもUSBバッテリーとして使えるのでモバイルバッテリーも運ぶのやめました。この2つで-700gくらいの効果はありそうです。

ThinkPadのカラープロファイルはこちらにありました。
http://www.thinkscopes.com/blog/2014/08/24/color-profiles-for-current-thinkpads/

FULL HD IPSはこちらのファイルみたいです。入れた方が良いですね。
T440s / T440p 1920×1080 (FHD) AH-IPS: LG LP140WF1-SPK1


●プログラマにとってベストバイかも

CPUパワー、メモリ量、価格のバランスで見ると、プログラマにとってベストバイはT440pだと思います。
たしかに、外部モニターとドックに投資は必要となりますが、それでも1台ですべてをこなせるという点での管理コストは極端に下がります。

●「これさえあれば、何もいらない」SurfacePro3と比較

SurfacePro3も買いましたが、ダメですね。
タブレットとしても半端、ノートPCとしても半端。

SurfacePro3(i7/8Gメモリ/512GBSSD)+ドックというかなりの投資をしたものの、使う機会がない。
ドックに至ってはモニター繋ぐことすらしていません。
SurfacePro3については、余裕が無いの一言。排熱が悪いのでCPU回すとすぐに速度低下。
SVN取得だけでファンが全力で回ります。
更に故障したらデータが一切救えないという怖さです。
理由は単純でPro2を買った初日に充電すらされない不具合で即時返品になってしまったからか、
とても信頼できません。
メールやデータなどすべてをクラウド上に持つには巨大すぎて難しい、それを夜間にバックアップさせるにもファンが全力で回ってしまうので壊れそうで怖い。

結論はSurfacePro3の「これさえあれば、タブレットはいらない」ですが、ThinkPad T440pは「これさえあれば、デスクトップPCがいらない」のです。

やっぱりThinkPadの方がすべてを持ち歩け、統合できるという意味では圧倒的です。
Pro3持っていてもスマホは必要なわけですから、T440pの方がコスパがいいです。

●MacBookPro Retina 15でいいじゃん

MBP15r買えばT440pと同じようになります。34.3万円+アダプタ2個。
T440pと9万円以上違いますが、パワーもありますし、言うことなし。
あとWindowsのOS代くらいでしょう。

財布と相談しつつ、MBP15rはありだと思います。

MBP15rから乗り換えてT440pにしたのは、実は256GBSSDがダメだっただけです。
でも、一度ドックを使うとダメですね。
T440pはポートが多いとか指紋認証とか・・・いろいろと便利なところはあります。
ただMBP15rは16GBメモリにして1TBSSDにすればほぼ完璧な機種だと思います。

ちなみにMacBookってチャチャっと何かできる感じが良いんですよね。
MBP15rってそれが若干しにくい。T440pだとチャチャっとできないので諦めがつく。
MBP15rの残念ポイントはチャチャっとできそうなのにできないもどかしさでしょう。
MBP13rを持っていますが、チャチャっとできる感じがいいのでMBP13rもよく使います。

T440pだとチャチャッとするところに諦めがついて、「ガーッと仕事するか」って気分になります。

●「これさえあれば、何もいらない」

MBP13rにクアッドコアとドックがあれば良いってことです。
ないので仕方ないです。

そういうわけで、結局1台で何でもこなすのって難しいのかなと思います。
T440pを限りなくデスクトップPCのように仕事で使い、パパっと作業する気分の時はMBP13rを使う。出張に行くならMBP13rですね。軽うし、気分も変わっていいです。

SurfacePro3は?っていうと、ファンが唸ってばかりなので使う気すらしません。

MacBookAir13ってのがありますが、MBP13rの方が良いと思います。
300gの重量差を解像度とCPUの差が吸収できると思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿